「風水」と聞くと、東洋・なかでも中国人や富裕層に好まれている”占いっぽい”もの、というイメージがあるかもしれません。
風水・整理収納士であり、独自のメソッドを持つ松本先生に「風水と整理収納」を意識することで何が起こるのか?訊いてみました。
家相学とは異なる風水
風水は、5千年前から脈々と受け継がれている、占いではなく「学問」です。
なかでも「環境学や統計学」の類の学問であり、環境を整えることで「運を良くする事」に特化しているのです。
日本における風水の歴史は、602年頃の推古天皇の時代。書物に「風水」という言葉が現れていると言われています。
風水はよく “家相学” と混同されますが、似て非なるものになります。
家相は風水の “源流” の一部を切り取って日本で生まれた「日本式の家の診断方法」の事を指しますが「家相学」は方位だけで吉凶をみて、家屋を鑑定すると言う単純化されたものですので、風水とは全く異なるのです。
風水の基本について
風水の基本は、先ずは “風通し” を良くして空気を循環させ、「気」を流すことです。
それにより「気」を良くします。
自分の周りの空気が淀んでいては気持ちも下がるものですが “気” とはその「気持ち良い、気持ち悪い」の “気” を指しています。
「気」は目には見えませんが、自然と皆さんが使っている物質なのです。
また視覚は、人間の受ける情報の8割を占めますので、視界に入るものが「気持ち良い状態」にすることが大切です。
もし部屋の中を掃除せず埃がたまり、ごちゃごちゃしているのに「気にならない」としたら、それは慣れて風景化してしまっている状態です。
そもそも埃には邪気がたまり健康にも良いとは言えませんが、少しでも部屋を整える、風通しを良くすることで、自然と心も「気持ち良い状態」に向かうことでしょう。
松本式・風水整理収納術とは?
風水整理収納士として活動する松本先生は、まず最初に「風水鑑定」の資格を取得。
そこで「お家」を片付けないと話にならないことに気づき、整理収納アドバイザー、続いてインテリアオーガナイザーの勉強も進めます。
相互関係である風水と整理収納は切っても切れない仕事とのこと。
意識の高い人は、精神統一や目標達成の為に “瞑想” を行ったり “祈る” などもあるように、
松本先生は「家を片づける事、自分の行いに後始末をしていく事、つまり人生に片を付けて生きていくこと、掃き清める磨く事も同列にある」と考えます。
禅の教えで「 時時勤払拭(じじにつとめてふっしきせよ)」という言葉があります。意味は、心を曇らす塵やホコリは、常々に心がけて払い清めよ。
この言葉を指針とされているそうです。
一方で環境を整えること = 簡単に言うと「お家を気持ち良い場所にすること」に正しい答えはないと言います。その「気持ち良い」と思う感覚は、人それぞれで異なっているからです。
風水整理収納士である松本先生は、一人ひとりにヒアリングを行い、顕在意識、潜在意識を見つけだし、ヒアリングのあとは、その人にとって「ベスト」な状態にお家を整えてくださいます。
興味のある方は、コチラをご覧いただきお気軽にご相談ください。
アドバイス歴13年以上、風水整理収納士のプロフェッショナル。気になる家周りのことを的確にアドバイスします。
風水と整理収納は切り離せない自然の流れであり、誰にとっても豊かな暮らしをおくるために欠かせないことだと言えるでしょう。
東洋医学と同じく「陰陽五行説」が基本にある風水。いまの東京も “結界” により陰陽太極図で護られていると言われています。
大きく変えることが難しい場合は、まずは朝起きたらお布団を整える、帰宅したら靴を整えるなど、小さなところから意識していきたいですね。