2021年9月21日の満月は、なんと8年ぶりで中秋の名月の日と満月が重なります。より風情のある満月を楽しめそうですね!
ちなみに中秋の名月と満月が重なるのは
- 2022年9月10日
- 2023年9月29日 と続き、その後は
- 2030年9月12日 まで待つことになります。
人気占い鑑定師・グレース椿宮先生に今回の満月について伺いました。
中秋の名月〜十五夜とは?
中秋(ちゅうしゅう)= 8月15日と覚えている方も多いのではないでしょうか?
これは、「秋分の日以前の、一番近い新月の日を1日目(旧暦8月1日)として、15日目を中秋とする」と決められているからだそうです。
また、「秋が7月~9月」となり、ちょうど真ん中の日が8月15日になります。
現在は、太陽と月の動きから、旧暦と現在の暦の誤差1ヶ月を計算すると、9月が中秋になることが多くなります。
月見団子とススキの風習
十五夜の行事として、お団子とススキをお供えする風習がありますが、もとは中国から伝わったとされ、中国のお菓子(月餅)などをお供えして宴を開いたそうです。
日本では宮中行事として月の宴が開かれていました。
お月見は名月を祭る行事ですが、農耕の収穫祭でもあったようです。この時期は里芋の収穫期でもあり、「芋名月」とも呼ばれていました。
現在では、多くが「月見団子」となっていますが、一緒にお供えされるものにススキがあります。ススキは「依り代※」の役割として飾られるそうです。月が良く見える場所にお団子とススキをお供えして名月を祭る、とても風流でロマンのある行事ですね。
(※依り代とは、祭事の際に神霊が依りつくもの、神霊が意志を伝えるため人間界に現れるときに依りつくもの)
2021年9月21日 ハーベストムーンの意味
うお座の満月です。
うお座は、12星座の最後12番目の星座となり、物事や流れの「終わりと始まり」を意味します。ハーブの収穫期・作物の収穫期となり、ここにも「終わりと始まり」の意味があります。
朝8:55- に「うお座での満月」を迎える9月21日の満月は、ネイティブアメリカンの間では「ハーベストムーン (Harvest Moon)」と呼び、ハーブの収穫期で秋分の満月をあらわします。
この満月の日は、これまでの過去を収穫する時期とも言えます。感謝をして自分を収穫し、新しい自分の苗を植える時期とも言えます。
しかし、この日を境にブツッと過去を切り離してしまうのではなく、柔軟に流れるように移行していくイメージで変化していくことが大切です。
もし、自分が望んでいない今だとしたら、満月の力を借りて、具体的に何をどうすればいいかを静かに落ち着いて考えてみてください。
これまで気づかなかった自分や理由がわかるかもしれません。迷っていることがあるならば、何を手に入れたいか、そのためには何を手放すかをイメージしてみると良いでしょう。
そして、過去の自分が失敗だらけだったとしても自分自身と関わった人々に感謝をして、新しい自分を誕生させましょう。そのためには、心の穏やかさと優しさを自分自身の内から湧き起こすように、静かに過ごしてみることも必要です。
星読みメッセージ
日本に限らず、古代から人々は作物の苗を植えたり刈り入れや収穫の時期を天体や自然の動きで見極め、無事にその時期を迎えられたことへの祝いと感謝を表すために、天に向けて収穫された作物を供えたり舞をするなどの宴としてきました。
コロナ禍で迷いと不安の中、人や人生が大きく変わりはじめている今、これまでの過去を手放し、新しく始まる未来のために、2021年9月21日は、夜空に浮かぶ満月を眺めて風流に一人宴を楽しむと、ふんわりした喜びを感じられそうですよ。
鑑定歴20年以上・某有名占いも手がけている鑑定師。些細なことから複雑なことまで、正しく導いてくれます。INEDGEのHPよりご連絡をお待ちしております。